希望が見えた気がした。
こんばんは。
1ヶ月振りの更新です。
9月は先週までどうにか会社にいけていましたが、今週になってガクンと体調が崩れてしまいました。
そして予約していませんでしたが、
急遽、診察に行くことに。
実は昨日、会社の産業医の方に
「もう限界です。またお休みをいただくか、辞めるかを考えています。」
と伝えました。
恥ずかしい話ですが、
9月に入ってから仕事と人間関係に苦手意識が芽生え、会社に行くことが怖くなっていました。それでも会社に行かなきゃと、「遅れてもいいからとりあえず毎日行くこと」という小さな目標を立てました。
それを実行していくことは、小さなことに見えて、私にとっては大きなストレスになっていました。気分の落ち込み、胃やお腹が痛くてしんどくても行かなければならない。そして行けば嫌な仕事が待っていて、自分なりに仕事を全うしようと奮闘して、やっとの思いで企画を練っても、社内でことごとくダメ出しをされ、「体調が悪いなら帰って。」と言われる始末。
別に特別扱いをしてほしいんじゃない。でも、このままでは周りの人や自分にとって良くないのではないか?と思いました。自分が安定して会社に行き、気負わずに働いているビジョンが見えませんでした。
診察時、私はこの話をしました。
先生は、
「じゃあ診断書を書けばいいですか?」
「期間は1ヶ月?2ヶ月?」
と言って診断書を書き始めました。
私はそんなに簡単に書けるものなのか?と疑問に思ったと同時に、どうしようもない不安感に駆られました。
2度目の休職。
親になんて説明すればいいのか。
また休んで、これからやっていけるのか。
気づけば涙がでて、その不安を打ち明けていました。
すると先生は、
「あなたは人間の6つのニーズ、安定感・多様性・重要感・愛とつながり・成長・貢献。これらからどの2つを意識して仕事をしていますか?」と聞きました。
6つのニーズとは、人間を突き動かす欲求のこと。それが6つに分かれるということです。
安心したい欲求。
変化を求める欲求。
価値のある存在でありたい欲求。
愛されたい、つながりたいという欲求。
今より成長したいという欲求。
何かに貢献したいという欲求。
これらによって人間は行動を起こしています。この中では安定感と多様性は反対の意味で、重要感と愛とつながりは似ている意味だと捉えることができます。
しかし、成長と貢献はまた意味合いが違います。この2つは、4つの欲求の上にある。もっといえば、貢献が頂点であり、その下に成長、そして4つの欲求があります。
誰かに貢献したい。
その気持ちで行動をしていれば、自然と成長し、自分の価値と周りとの繋がりを感じられ、自分の変化を感じながらおのずと安定、安心していけるということ。
これは以前の診察でお話があったものでした。(その時は自分のことでいっぱいで、忘れていました。。)
私は成長と……貢献、と答えました。
辛くてもしんどくても、仕事を頑張りたいと思っていたからです。
しかし、先生はいいました。
「それは違います。」
「あなたは貢献など求めていません。
安定感を求めているんです。」
「毎日会社に行くことが目標というのは、他人や会社への貢献ですか?違いますよね。あなたが単に行けたことに安心したいだけです。辛くても仕事をする先に何がありますか?あるのは仕事をしたという事実で、あなたはそこに安心したいだけです。」
「安心したいがための行動は、安定感にはなかなかつながりません。大事なのは、貢献したい気持ちです。自分の外、周りに目を向けて仕事をしてください。貢献したい気持ちがあればおのずと安定感は得られます。」
「どうか、自分の内にだけしか目を向けないのはやめて下さい。体調が悪いこと、仕事が嫌だなと思う自分のことばかりを考えないで下さい。」
私は頭を矢で射抜かれたような気分でした。
先生が話したことが、全てでした。
自分でも気づかなかった本心がありました。
診断書は、出さないでもらいました。
そして衝撃のあまり、診察後は茫然と席を外しました。
(今思えばとても失礼ですね…)
今の自分に必死になりすぎて、自分の行動が何のためなのか、見えていませんでした。そして無意識の内に自分を嫌なことから守ろうと、過保護になっていました。自分のせいで他人に迷惑がかかっている…。なんて、結局は今の自分を肯定化させるための言葉だったんです。
8月。体調を崩してからずっと心の中にあったモヤモヤが、晴れたような気がしました。
嫌な仕事でも、嫌なことを言われても、今の自分を否定されても、自分を守るのではなく、その先の貢献欲、成長欲がブレなければ、きっと大丈夫なんだと。
少し前向きになれた気がしました。
まだ何に貢献したいか、どんなことで成長したいのか、見えてないのでよく考えていきたいと思います。
気づかせてくれる人がいることは、
とてもありがたいことですね。
私は幸せ者です。
長くなりましたが、
ここまで読んでくださりありがとうございました。
おやすみなさい。